ジョン・ウー監督のファンの人も、トム・クルーズのファンの人も、どっちでもない人も、これは絶対に観てね！　これぞ娯楽映画の王道、絶対に面白い、最高！

　実写版「ルパン三世」とでも言えば、わかりやすいか。もう、「ウソでしょぉ〜！」という超非現実的アクションの連続。文字通り、手に汗握る（ホントに何度も手に力が入ってしまった）シーンが次から次へと現れる。特に終盤の息をもつかせぬバイクアクション、「んなこと、できるか！」と思いつつもハラハラドキドキ最高に楽しい。生身の格闘シーンでは、「おお、延髄斬り！」とか「ドロップキック！」とか「喉輪！」とか、ついつい心の中で叫んでしまった・・・

　私はトム・クルーズがあまり好きではなかったのだが、この映画の中の彼を見ての第一印象「格好良くなったなぁ〜〜〜」。以前から美男子であることは認めていたが、何だか人間じゃないみたいで好きになれなかった。ちょっと長めの髪で、ちゃんと人間に見える（？）トム・クルーズ、滅茶苦茶、格好いい！

　これで相手役までギリシャ彫刻みたいな顔されてた日にゃぁ、それは相当しらけてしまったのだろうが、ニュートンが超美形ではなくて可愛いタイプなので、非常にバランスが良い♪　スコットも、適当に二枚目で非常に冷酷な顔してて適役。

　しかし、ジョン・ウー監督も本格的にメジャーになったもんである。ふんだんに予算使って、一流の俳優に最高のアクションさせて、気持ちいいだろうなぁ。

　アクション映画ファンは、これを見逃したら一生後悔するよ！　これはやっぱ、劇場の大画面で観なきゃね！

鑑賞日：2000年6月8日
映画館：LOEWS MAGIC JOHNSON THEATRE
　　　　ロサンゼルス

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