前２作品をビデオで見た直後ゆえ、これまでのストーリーの記憶も鮮明で、ばっちり楽しめた。やっぱ大画面はいいわ。特に、こういう壮大な光景が次から次へと展開されるような作品は、自宅でテレビ鑑賞じゃ楽しみ半減だということがはっきりとわかった。

　ストーリーももちろんいいんだけど、映像として本当によくできている作品だと思う。３作合計10時間もの超大作を飽きさせずに魅せるというのは、まったくすごい。

　キャストがまたいいよな。この作品の製作者と私の好みは見事に合致しているみたい。格好いいキャストにはちゃんと格好いい俳優が配されていて、主要な戦士たちがほとんど格好いい。私的に、なんでこんなださい男が２枚目の役やってんだよ？！とイライラすることがまったくなく、目の保養になりまくり。特に、１作目からORLANDO BLOOMが一番のお気に入り。今回は彼が大活躍する場面もあって、大満足。

　脇を固める俳優も、JOHN RHYS-DAVIESやIAN MCKELLENからホビット族まで、ホントに誰も彼も適材適所。女性の主要キャストが皆力強いのも、とっても私好み。HUGO WEAVINGだけはちょっと、顔の個性が強すぎて・・・どうしてもMATRIXを思い出してしまいました（って、きっとMATRIXのほうが後なんだろうけど）。

　途中、「それはちょっと反則だろー？！」ってなストーリー展開もあったけど、繰り返しになるけど本当に映像的に非常に非常に非常によくできた作品なので、是非とも劇場で観てくださいマセ。ただし、最後はかなりくどかった。もちっとあっさり終わっても、罰は当たらないと思う。

鑑賞日：2004年１月11日
映画館：THE BRIDGE: CINEMA DE LUX
　　　　ロサンゼルス

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