期待していたより随分と良かった。（日系人やアジア人ではなく）本物の日本人が多数参加しているだけあって、日本人から見て変だと感じる場面もなかったし、長さをまったく感じさせないできの良さ。

　世間一般で絶賛されていて、アカデミーの助演男優賞を受賞するのではないかとの声まである渡辺謙は確かにいいんだけど、私としては真田広之が一番良かった。彼が出てくるだけで画面がぐっと引き締まるし、滅茶苦茶安心感がある。

　小雪は、目がやたらと印象的。嬉しいんだか悲しいんだか怒ってるんだかさっぱりわからないんだけど、それでもその大きなうるんだ瞳が常に何かを言いたそうにスクリーンから語りかけてきて、引き込まれそうになる。（それにしても、普通に縫い物するような顔して、傷を縫うなよ・・・）

鑑賞日：2003年12月７日
映画館：THE BRIDGE: CINEMA DE LUX
　　　　ロサンゼルス

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