◇ 劇場版 呪術廻戦 0

監督:朴性厚
声の出演:緒方恵美
     中村悠一
     櫻井孝宏
     小松未可子

 日本で公開されて以来、娘が早く見たくて見たくて首を長くして待ちに待っていたが、ようやくアメリカでも18日公開となった。さすがに平日は見に行けないので公開翌日土曜日のチケットを、3週間前の販売開始直後に予約して(販売開始日の午前中でもいい席はすでにそこそこ埋まっていた)、指折り数えて当日を待ち、ようやく観賞。

 ちなみにマンガ単行本は既刊の分はすべて家にあるが、映画を観てから読もうと思っていたので未読(娘は0巻だけ映画を観るまで読まずに我慢していた)。テレビアニメは視聴済み。

 映画にはテレビアニメでお馴染みのキャラがあまり出てこないとのことで、入り込めるかどうか微妙に不安だったのだが、まったくの杞憂だった。まあ、あれだけ大ヒットしているんだから、当たり前だよな。面白くないわけがない。乙骨憂太、祈本里香、夏油傑らの初めて見るキャラも良かったし、超ドアップの五条悟には目が釘付け。劇場の大画面で観られて本当に良かった。

 それにしても上映中の室内は、実にマニア度の高い空間だった。

 この2年ほどはコロナ禍で映画もなかなか観に行けず、劇場が再開した後も座席は他のグループと間隔を空けるという規制があった。が、どうやらこの座席規制がなくなったようで、隣に他人が座っている劇場、これほど密な劇場は、本当に久しぶりだった。

 しかも、吹き替え版ではなく字幕版(音声はオリジナルの日本語)を選んで観に来るだけあって、観客がみんな、実に「分かっている」。決めぜりふやウケる場面をちゃんと分かっていて、というかほとんど待ち構えていて、きっちり「ウケる」。こちらが引くぐらい、みんな、ウケるべき場面できっちり、しかも盛大にウケる。

 これ、絶対にみんな、海賊版かなんか、あらかじめ見てるっしょ??? そうとしか思えないぐらいの完璧なリアクション。公開翌日だから、すでに劇場で観たリピーターが結集しているとも考えにくいし・・・。

 最後も、エンドロールの後に1シーンあることを全員知っていて、エンドロールが始まっても誰一人として席を立たない。すげぇ〜〜〜。(自分はいつもエンドロールが終わるまで席を立たないけどね)

 なんともまあ一体感があるというか、実に濃い空間だった。「鬼滅の刃」を劇場で観た時もかなり盛り上がってはいたけれど、視聴者の年齢層が「呪術廻戦」より少し低いこともあってか、ここまでのマニア度の高さはなかったなぁ。

製作:日本
鑑賞日:2022年3月19日
映画館:Regal Edwards West Covina & ScreenX
    ウエスト・コビナ


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