各所で絶賛に近い評価をされているし、けなしている文章を読んだことがなかったので、かなり期待して観た。結果、どうも今ひとつ・・・
何よりもまず難解過ぎる。ところどころ、感情移入できたり感動する場面があるものの、全体の流れをどう解釈していいのかわからない。3人の女性のつながりも、なんだかこじつけみたいに感じてしまう。(3人の女性の顔の両サイド、髪の毛に隠れた耳から、いつも大きなピアスがぶらさがって揺れていたのは何か意味があったのだろうか?)
たぶん、そもそもがある程度人生経験を積んだ人でないと楽しめない作品だと思う。それで30代後半の私が観てもあの程度なのだから、10代20代の人が観ても退屈なだけのような気がする。
結局、男なんかいらない、と言いたいのか? 男はなにもわかっていない、と言いたいのか?? それでも男が恋しい、と言いたいのか???
実のところ、一番感動したのが特殊メイクだったりする。エド・ハリスなど、怖過ぎ。アップになってもわからない老齢メイクの見事さに脱帽。
鑑賞日:2003年5月23日
映画館:ピカデリー
新宿