友達に「これは劇場で観てね」と言われて、素直に観てきた。この手の古代戦争モノというのか、戦乱時代の謀反モノというのか、どう表現すればいいジャンルなのかよくわからないが、とにかくこの手の映画は洋画邦画ともに、観賞経験が少ない。しかし、恐らく定石を外してないんだろうな、ということはわかる。
スコット監督は、比較的寡作だけど、エイリアンからブレードランナー、ブラックレイン、テルマ&ルイーズと、インパクトのある作品を残してきている。今回は、スケールの大きい作品ではあるけど、時代物はあまり得意ではないかな、という感じがした。
俳優陣は、インパクトのある顔の人が少ないのだが、フェニックスだけは強烈である。レイ・リオッタ系とでも言えばいいのか。もう、どっからどう見ても性格破綻者にしか見えない。本当に適役である。
そこそこ面白いです。ちょっとカメラワークが好きじゃないけど、壮大な古代の戦闘シーンも見られるし、乾いた景色もいい。タイトルがグラジエーターというくらいだから、もちろん古代ローマの円形競技場での剣闘シーンも嫌というほど見られます。
鑑賞日:2000年6月13日
映画館:AMC THEATRES CENTURY 14
センチュリーシティ