フランスで2000年9月に、日本では2001年1月に公開されたそうだが、アメリカではまだ公開されていない。フランス映画・・・ということで、英語の字幕スーパー。これがまた、この手のサイコスリラーで英語字幕版はかなりつらかった。普通の米国映画だって、別にすべてを理解しているわけではないが、映像をじっくり楽しめる分マシ。
途中まで、非常に面白かった。怖くて、気持ち悪くて、背筋がゾクゾクする。推理ものなのか、もしかしてホラーなのか、と期待(?)が膨らむ。
JEAN RENOは相変わらずJEAN RENOなんだけど、初めて見たCASSELはとてつもなく変な顔・・・。ところが、映画が進むにつれて、あの顔にだんだん親しみを覚えてきてしまった。
頻繁に登場するアルプスの空撮映像が、いかにも寒々としている。全編を通じての暗いトーンと相まって、見ている者の恐怖感や緊張感を増幅する。時折、息抜きの笑えるシーンが入り、後の怖いシーンを盛り上げる。
・・・で、多分、最後まで面白い作品なのだと思う。いや実は、最後の謎解きの部分、字幕に追いつけなかった・・・。わかったような、わからないような結論になってしまって、最終的な評価ができない・・・
鑑賞日:2001年6月13日
映画館:AMC THEATRES CENTURY 14
センチュリーシティ