伊坂幸太郎の「マリアビートル」を大幅に脚色(改変?)したアクションコメディ大作。鑑賞中は終始ニヤニヤ、時々爆笑。
自分は伊坂幸太郎の作品が好きで、ほとんど読んでいる。さらに、日本語の本はなかなか最後まで読まない娘が、「マリアビートル」にはのめり込んで、結構長いのに最後まで一気読みしていた。その「マリアビートル」が原作の映画とくれば、観に行かないわけにはいかないでしょう! というわけで、公開初日に鑑賞。
ぶっちゃけ、もっとしょうもないかと思っていたのだが、意外なほど面白かった。生身のアクションはかなり本気だし、CGを使ったアクションもぶっ飛んでいて楽しい。役者も揃っているし、日本が世界に誇るアクションスター真田広之さまの刀さばきも拝める。
檸檬と蜜柑のキャスティングを知った時は、それってそもそも似てる似てない以前に人種が違うじゃん!とがっかりしたのだが、実際に映画を観てみたら、これで双子(みたい)っていうのはそれはそれで面白いギャグになってていいかもと思ってしまった。
もちろん(?)実際の日本、実際の新幹線とは全く違うけれど、それが何?という感じ。そもそもリアリティ0の架空ワールドを舞台にしたコメディだし、誰もこれを観て「日本は(新幹線は)実際にあんな風なんだ〜」とか、思わないし・・・。(いや、実際の日本と違うって文句言ってる団体があったからさ。シリアスなドラマに登場する日本の描写が実際と違うと文句をつけるのは分かるが、この作品にリアリティを求めたら逆におかしいだろ)
製作:アメリカ
鑑賞日:2022年8月5日
映画館:Regal Edwards West Covina & ScreenX
ウエスト・コビナ