20代後半の黒人男女を主人公にした恋愛コメディ。白人も脇役で登場するものの、中心になる登場人物やその友人たちはほとんど黒人。おそらく黒人中心のコメディは、登場人物がミュージシャンだったりプーだったり「いかにも」な設定であることが多いと思う(コメディ自体、自ら進んで見ることがほとんどないし、この手の映画は予告を見ただけでうんざりしてしまうので、実際に見たことはないのだけれど)。この作品では、主要登場人物の多くがエリート会社員。反「ステレオタイプな黒人像」も、狙いの1つと思われる。
ストーリーは、実生活でもドラマでもよくありそうな、お互い好きなくせに意地をはったり、くっついたり離れたり、という他愛のないお話。FOXが視聴者に「恋愛テクニック」を教授する、という形式を取っている。
個性的な登場人物が多く、画面に出てきただけで笑えるキャラクターも多数。中でも、外見、行動、しゃべりの総合評価で、ANDERSONがずば抜けて面白い。アメリカの恋愛コメディにしてはそれほど下品ではないし、コメディが苦手な私でもまあまあ笑って楽しめた。
鑑賞日:2001年9月6日
映画館:AMC THEATRES CENTURY 14
センチュリーシティ
URL:http://sony.com/twocanplay