□ SOLO

監督:NORBERTO BARBA
出演:MARIO VAN PEEBLES
   WILLIAM SADLER
   SEIDY LOPEZ

 ギンギンのアクション映画かと思いましたが、結構のどかな感じのお話でした。嫌なヤツも出てくるのですが、あまりにあっさり人を殺してしまったり殺されてしまったりするので、にくたらしいと思うまでもありませんでした。撮影に使われたのは、シュワルツネッガーの「プレデター」にも使用された、メキシコのジャングルです。

 さて、注目のSOLOを演じるVAN PEEBLESですが、予告ではシュワルツネッガーのようにごつくて恐い人に見えた彼が実際に作品の中で動いているのを見ると、どう見ても気は優しくて力持ちのいいヤツにしか見えません。迫力のある戦闘シーンがもう少しあっても良かったような気がします。またまた、敵役がどいつもこいつも間抜けで泣けてきます。SOLOの味方になる呑気な田舎の村人たちのかもし出す雰囲気と相まって、アクション物のはずなのに今一、緊迫感がありません。終わり方も、何だかあまりにもあっけないのです。

 と言っても、世の中私のような激しいアクション物大好き人間ばかりではないでしょうし、あれでも十分楽しめる方もたくさんいることでしょう。アクションを考慮しなくても、それなりに楽しめる何となく心優しいストーリーです。

鑑賞日:1996年9月6日
映画館:UA CRITERION
    ミッドタウン


− 映画感・Part2の目次に戻る
− 映画関連コーナー目次に戻る
− トップに戻る