大作とまでは言いませんが、なかなか楽しい娯楽中作(?)です。エディ・マーフィーなどもそうですが、スナイプスの弾丸のようなしゃべりを聞いていると「黒人ってよく舌が回るんだなあ」と感動してしまいます。
ストーリーは結構盛りだくさんで話題がいろいろな方に行くので、途中まで今一焦点が見えません。しかし、気違いはは気違いらしい顔、嫌な奴は嫌な顔をしているので、そういう意味ではとってもわかり易いです。デキる黒人としょうもない白人というコンビも最近の定石になってしまいましたね。途中で少し中だるみ気味になりますが、全体として退屈することなく楽しめます。
スナイプスはお馴染みのアクションスターですが、今回もそこそこ活躍してくれます。ロペスがなかなか頑張っています。しかしこの映画の登場人物は殴られてもあまり顔が醜くならないので、安心して見ていられます。
全編を通じて年末のイルミネーションも美しいニューヨークが背景になっています。展開も先が読めないので、手に汗という程ではなくてもそれなりにワクワクしながら楽しめます。クリスマス・デート向きの映画ですね。
鑑賞日:1995年12月4日
映画館:AMC CENTURY 14
センチュリーシティ