出たぁ〜! 久々に超大型娯楽作品登場! といった感じです。ストーリーといい特撮といい派手さといい、文句なしのエンターテイメント。
かなり長めの作品なのですが、あっという間です。各地でバラバラに登場する人物のそれぞれがそれなりにきちんと描かれており、初めのうちしょっちゅう切り替わる場面にもそれ程違和感を感じません。「あれっ、これ誰だっけ?」なんてことがないのは、キャスティングの良さもかなり大きいと思います。つまり、監督・脚本・特撮のみならず、全てのセクションでスタッフに恵まれたということでしょう。
とにかく、「これぞ映画!」の迫力、非現実性、盛り上がり、そして忘れていないユーモア。恐怖あり、笑いあり、涙あり、興奮あり、その昔「スターウォーズ」を初めて見た時のようなわくわくドキドキの感動がありました。映画作りの初心に返るとでも言うのでしょうか、下手な小細工をせずに楽しむ要素を全て盛り込んで成功しています。
今年の夏休みの一押し、と言いたいところなのですが、確か日本での公開は年末だとか・・・。残念です。
鑑賞日:1996年7月14日
映画館:SONY THEATERS LINCOLN SQUARE
アッパー・ウェスト