みなさんは、とぉ〜い昔の「ポセイドン・アドベンチャー」という映画をご存じでしょうか? 1972年のジーン・ハックマン主演の映画を劇場で見た時はかなり幼かったのですが、今でもラストシーンが目に浮かぶような印象深い作品です。「DAYLIGHT」を見ている間やたらと「ポセイドン・アドベンチャー」を思い出してしまったのですが、アメリカのメディアも「90年代のポセイドン・アドベンチャー」と紹介していました。納得、私の記憶は正しかった。
お話的には、死にに行くようなものなのに、危機一髪で難を逃れたハズのスタローンが何故わざわざ救助に向かうのか、という疑問はありますが、まぁそうでないと映画にならないのでしょう。なかなか派手な特撮が見事です。スタローンは、特に豪快なアクションを見せたりということもなく、淡々と演じています。特にどうということもないのですが、何となく気に入ってしまいました、この映画。ちょっと寂しいのが好きだからかもしれません。
もう一つの見どころは、スタローンの息子。「ロッキーV」に出ていた時は可愛らしい少年でしたが、それが今や二十歳とは・・・。ロッキーも随分と昔の話になってしまったのですね。何だかラテン・アメリカンみたいな風貌になってしまった息子SAGE STALLONEですが、映画業界への興味も旺盛なようです。
なんとも言いがたい、アクションというのかドラマというのかわからない映画ですが、私は好きです。
鑑賞日:1996年12月12日
映画館:SONY 34th St. SHOWPLACE
ミッドタウン