実は、ジャッキー・チェンの映画を見るのは何とこれが初めてでありました・・・。香港製作の彼の作品とは趣が違ったものになっていると思いますが、初めて見る目にはなかなか面白かったです。
ストーリーは他愛もない陳腐なお話ですが、チェンのアクションは噂通り見事でした。大がかりなアクションもあるのですが、彼の醍醐味は何と言っても生身のファイト・シーン。計算されつくした息をもつかせぬ動きは全くもって美しいです。アメリカンな重量級のアクションも好きですが、軽く素早く見事に動き回る軽量級のアクションもなかなかいいですね。
チェンのファンの方には「何を今さら」と言われるかもしれませんが、彼の人好きのする顔もすっかり気に入りました。彼だけでなくオリエンタルの女優たちもなかなか頑張っているし綺麗だし、アメリカにいてこういう映画を見るともちろんオリエンタルである私は「そうだ〜、頑張れ〜!」「オリエンタルは格好いいんだぞ!」「やっちまえ〜!」という気分になります。
これからは偏見を持たずにカンフー系の作品も見ることにしよう、と思った私でありました。
鑑賞日:1996年4月11日
映画館:CHINESE MANN THEATER
ハリウッド