私の好きな「男たちの挽歌」シリーズのJOHN WOO監督、そして「Speed」のGRAHAM YOSTが脚本、ということで、これはきっと面白いに違いない！と固く信じて見に行ったのですが、う〜ん、ちょっと今一といった感じです。

　大体、トラボルタの顔もスレーターの顔も私はあまり好きではないことに劇場に行ってから気がついたというのも敗因だったかもしれません。パークレンジャー役のマチスも力強くて悪くはないのですが、もう少し華が欲しかったなあ、という感じです。

　アクションは車・ヘリコプター・ボート・トラック・列車と盛りだくさんでサービス満点なのですが、どれもどうもクライマックスに欠ける感があります。変な形のB-3ステルス機だけは一見の価値があります。これは、なかなか格好良いですね。結局、WOO監督には乗り物を使ったアクションは向いていないということかもしれません。やはり彼には、マンネリと言われようと弾丸が1000発くらい入った銃を渋いお兄さんたちが撃ちまくる、というパターンの映画が合っているのではないかと思います。

　お時間のある方、トラボルタのファンの方はどうぞ見てみてください。

鑑賞日：1996年3月6日
映画館：AMC SANTA MONICA 7
　　　　サンタモニカ