久しぶりに元気なスタローンを見れて、嬉しいです。あまりにも永年スタローン・ファンだったせいで、最近の彼の出演作がいくら駄作続きで酷評されようとも今さら嫌いになれない私は少し安心しました。
とにかくスーパースター・スタローンとスーパーホット・バンデーラの競演のみがウリの映画ですから、期待(?)通り脚本は超ナンセンスです。それでも一時期よりは少し若返って私の愛する寂し気な笑顔も健在なスタローンと、「DESPERADO」のクールな役から一転、狂気に満ち満ちた演技で画面を盛り立ててくれる元気なバンデーラを見ているだけで大満足。それに、さすがにアクションだけは手を抜いていないようでまずまず見れます。相手役のムーアは若くも美人でもありませんがスーザン・サランドン風の私の好きな顔です。一瞬「SUPECIALIST」みたいな気持ち悪いからみのシーンが出てきたらどうしようかと思ってしまいましたが、2人の関係はサラッとしていてここでも合格点。この映画の主たるターゲットが女性であることを考えると彼女がそんなに奇麗じゃないのも正解かもしれません。
それにしても度々書くようですが、ここでも出てくるコンピュータは全てマック。どうしてなんでしょうか?バンデーラ演じる狂気の殺し屋までラップトップを使って仕事を受けているあたり、時代を感じます。最近じゃコンピュータに精通していないと殺し屋にもなれないんですね。秘密情報の受け渡しまでネットを通じて、なんてハッカーに盗まれたらどうする?!とは余計な心配でした。
だいたい超B級映画を予想して観に行かれることと思いますが、思っていた程悪くありません。
鑑賞日:1995年10月12日
映画館:AMC CENTURY 14
センチュリーシティ