☆ WYATT EARP

監督:Lawrence Kasdan
出演:Kevin Costner
   Dennis Quaid
   Gene Hackman

 これは西部劇です。ちなみに私は西部劇があまり好きではありません。ですから少々きつめの感想を書いてしまうかもしれませんが、その分差し引いて読んでください。最初の部分は西部開拓時代、主人公の子供の頃の話が描かれます。その後突然「ダンス・ウィズ・ウルブス」の頃は格好良かったのにそれからどんどん太って今ではすっかり中年おやじになってしまったケビン・コスナーが、かなり無理のある若造りメイクで青年に成長した主人公として登場します。ここからまただらだらと、地に堕ちてからある程度の地位を得るまでの主人公の話が続きます。

 とにかく、長い映画なのです。やっと主人公の身分も落ち着いて、これからやっと話も佳境に入るかと思いきや、また延々とさしたる盛り上がりもない話が続きます。せめて主人公が正義の味方に見えるような映画の作り方をしてくれたら、もう少し観ていて楽しいのにと思ってしまいます。誰も彼も馬鹿みたいにすぐに銃を撃つし、PG13(13歳未満は保護者の同伴が必要という意味)なのが不思議で、私だったらR(成人向け)指定にします。こんなものアメリカの子供が観たら真似して銃を撃ちまくるに違いありません。過去に同じ実話を元にした映画がかなり作られているのですが、私はこの映画よりは「OK牧場の決闘」の方が好きです。西部劇が好きな人は結構楽しんでいましたが、私は観終わった後ひたすらお尻が痛かった。

鑑賞日:1994年6月28日
映画館:MANN VILLAGE
    ウエストウッド


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