お待たせしました。1年ぶりのシュワちゃんの登場です。前回の「LAST ACTION HERO 」が大ゴケしたせいか今回は予算をケチらず、監督にはT2のジェームス・キャメロンを迎え、セットも大がかりです。かなりコメディタッチなので少し驚きましたが見せるところは一応見せてくれます。
最初のシーンはシュワちゃんジェームス・ボンドになる、といった感じでしょうか。次はお決まりの街中でのチェイス、今回は馬まで使ってしまいます。顔といい体といい、やはりこの人程アクションが似合う人はいないのではないかと思います。その後突然コメディになってしまって、この部分が結構長いのでそろそろ「お〜い、さっきのテロリストは何処に行っちゃったんだよお」と言いたくなってきた頃に再び敵の登場です。ジェミー・リー・カーチスもなかなかいい味を出してます。戦闘機も結構出てきて、金かけてるなあという感じです。テロリストが少々間抜けですがアクションコメディだと思えば楽しめます。
長めの映画なのですが、途中のコメディ部分をもう少し削ってもよかったのではないかと思います。娯楽映画としてはまあまあのできですが、ジェームス・キャメロンのファンはちょっとがっかりするかもしれません。いつものような主張が無いし、彼の映画は女性が元気なハズなのに裏切られます。シュワちゃんのファンだったら何も考えずにハリウッドの金遣いの荒さを楽しんでください。
鑑賞日:1994年7月18日
映画館:MANN VILLAGE
ウエストウッド