スティーブン・キングの小説の最新映画化作品です。この映画は血に弱い人は見ない方が良いかもしれません。赤い色の出て来る割合がやたらと高い映画です。
ストーリーはスティーブン・キングのいつものパターンです。彼の小説は映像にするとなんだか滑稽になってしまうことがままあるのですが、この監督は怖がらせるのに結構成功している方だと思います。悪役は一目見てそうとわかる程気色悪くて良いのですが、カメラマン役もえらく不気味で本当はこの人が悪魔なのではないかと思ってしまいます。一貫して暗い画面が陰鬱な雰囲気を醸し出していて、ホラー・ファンの方ならきっと気に入ると思います。死体や化け物はちらっとしか写らないので見えそうで見えない、もうちょっと長く見せて欲しい、というところがいい感じです。
全体としてまあ平均点、悪くはないかなというデキの作品です。あんまり怖すぎるのは嫌だけれども、怖い映画もちょっとだけ見たいという方にはぴったりの作品です。
鑑賞日:1995年3月8日
映画館:AMC CENTURY 14
センチュリーシティ