結構のめり込める映画です。エクソシストのようなオープニングに「あれ?こんな映画なの」と一瞬思ってしまいますが、突然場面が切り替わってどうしてもハエ男に見えてしまうゴールドブラムが登場します。
途中の展開はなかなか面白くてドキドキさせてくれます。全編に流れるノリのよいハードロックも効果的に使われています。サイキックパワーを得た主人公ゴールドブラムが見てしまう映像はSFXを駆使して表現されていて、大画面で見ていると最近流行りの遊園地のアトラクションのようで気持ちが良いです。異常者を演じるシストーは本当に気持ちの悪い顔をしていてこの役にぴったりです。一応伏線も張られていてどんな恐ろしい結末が待っているのかとわくわくしながら見ました。
オチとエンディングは私は多少気が抜けてしまったのですが、好き嫌いが分かれるところだと思います。まあ途中まで相当楽しませてもらったので、見て損はなかったと思います。決して退屈はしない映画です。それから日本向けに編集を変えていなければ最後におまけがついていますから、いつもは最後の音楽が流れ出すとすぐに席を立ってしまう方も劇場が明るくなるまで待ってみてください。
鑑賞日:1995年3月3日
映画館:AMC CENTURY 14
センチュリーシティ